ポートレートライティングでストロボを1灯使った、被写体の顔の下部からのライティング例になります。

デジタル一眼レフカメラを持っているんだけれども、どうやったらもっと「写真が上手に写せる」ようになるんだろうと思っている方向けのコンテンツですので、使用しているストロボ部分は「スピードライト」を使用しています。

また、機材も誰でも「Amazon」などで購入の出来るモノを使用することを前提としています。

ポートレートライティングセット:ストロボ1灯下部

ポートレートライティングセット:ストロボ1灯下部

撮影に使用した機材は下記になります。

カメラ:D800(フルサイズ)

レンズ:50㎜(シンデレラレンズ):AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G

ストロボ:スピードライト:Godox VING V850(GN58:ISO100/105mm)

ライトスタンド、リバーシブルアンブレラ、アンブレラホルダー、ブームアーム、80㎝丸レフ板、フラッシュメーター、グレーカードなど

セッティングの手順に関しては「ストロボ撮影時の流れ」をご覧くださいね。

カメラはフルサイズですので、レンズは50㎜ですので、フィルム35㎜換算で「50㎜」の焦点距離となりますが、APSサイズのカメラで撮影をされる場合は焦点距離が「約1.5倍」となりますので、「約75㎜」となります。

ポートレート撮影では、好みはありますが、「85㎜」の「歪曲収差」の少ないレンズがお勧めです。

でも、APSサイズで使用をすると焦点距離が「約127.5㎜」となりますので、被写体との距離が必要となりますので、ご注意くださいね。

フルサイズでもAPSサイズでも、レンズの最短撮影距離は変わりません。

ポートレートライティング:ストロボ1灯下部

ポートレートライティング:ストロボ1灯下部

夏の怪談話のシーズンになると、怖い話をする時に懐中電灯を顔の下から当てることを思い出してしましました。

撮影モデルさんごめんなさい。

下からのライティングは、上からのライティングの逆で首の下の影は消えるのですが、凹凸の上側に影が出ます。

ストロボ1灯ライティングですが、追加で上からのストロボもセットしたライティングすれば、上下で被写体を挟み込んだライ「クラムシェル」の上下版になりますね。

ビューティー系の撮影では良く使われるライティングです。

シェル=貝、上下でも左右でも良いのですが被写体を均等に貝のように挟み込んだライティングのことです。

比較の為にアップとちょっと引いたカットを載せておきますね。

 

ポートレートライティング:ストロボ1灯下部

ポートレートライティング:ストロボ1灯下部

撮影に協力をしてくれたモデルさんは、まだ20歳の女子大生なんですよ。

綺麗な顔立ちで、20歳なのに大人っぽいい表情をされますよね。

スラッとしたスタイルで、手足も長くてとても綺麗な方でした。

ここでは、全身の写真を載せていませんが、プライベートの作品作りも協力して頂きました。

髪がサラサラして綺麗でしたので、髪の動きを取り入れた作品などを撮影させて頂きました。

写真を見ると、せっかくの綺麗な髪の艶が左側の上部に足りない気がします。

この写真んで、左側のシャドーが効いていて、ハイライトとシャドーの差がしっかりと出ているので、ちょっとエキゾチック的な雰囲気で、個人的には好きです。

背景紙はホワイトなのですが、被写体よりも奥の背景紙に届くまでには、光量が落ちるためにグレー担っています。

ポートレートライティングセット:ストロボ1灯+レフ板 下部

ポートレートライティングセット:ストロボ1灯+レフ板 下部

そうそう。

背景紙にホワイトを使うことで、背景の色を「白」「グレー」「ブラック」にすることがライティングや絞りの設定で可能なんですよ。

例えば、被写体と背景紙までの距離が開けばそれだけ、光源は届かなくなります。

また、「F値:絞り」を上げても同じ効果になります。

光源が届かない又は、露出が足りない場合ですと、写真としては暗くなりますので、光源が足りている被写体は写り、光源の足りない背景は写らないのです。

さて、先ほどのライティングに丸レフ板をライトスタンドにブームアームを付けてセットしてみました。

もっと上方からセットする手もあるのですが、このセットでは、ちょっと左のヘアー上部の光を補うのが目的でしたので、この様な位置にセットしました。

ポートレートライティング:ストロボ1灯+レフ板 下部

ポートレートライティング:ストロボ1灯+レフ板 下部

どうでしょう?

左側の髪の上部に光が入りましたので、綺麗な髪がより強調されていますよね。

全体的に下からの凹凸で出来ていた影(シャドー部分)も軽減されています。

目に入れるキャッチライトは目の中央に入っているので、上部からのライティングで入るキャッチチライトとの位置とは異なるので、印象が変わりますよね。

個人的には、目の上に入っているキャッチライトより、中央や下の方に入っているキャッチライトの方が色っぽさが演出できるので好きなんです。

この写真は、色数が少ないので、モノクロ写真のような落ち付き感があると思いませんか?

背景のグレーと洋服や髪の暗い色、そこにモデルさんの肌と唇の色が、浮き立っています。

寂しいような、甘えん坊の様な優しい目の下気味にキャッチライトが入っているので、この写真を見た時に一番初めに目に飛び込んでくるのが、モデルさんの目の周辺ではないでしょうか。

ポートレートライティング:ストロボ1灯+レフ板 下部

ポートレートライティング:ストロボ1灯+レフ板 下部

これまでの写真では、モデルさんに動きを付けないで撮影をしていました。

この写真は、モデルさんの手に動きを付けてもらったので、これまでの写真とは異なった印象になりますよね。

撮影で使用した機材はAmazonで揃えることが可能です。

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ポートレートライティング:ストロボ1灯+レフ板 下部

ポートレートライティング:ストロボ1灯+レフ板 下部

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今回撮影にご協力を頂いたモデルさんは、宮崎沙里さん(ツイッター)でした。

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