ポートレート写真のライティング、被写体やや上からのストロボ1灯編です。
ライティングセットの写真、モデルさんごめんなさい。
タイミングが悪い時に写してしまった。
さて、透過アンブレラとスピードライトの組み合わせです。
レフ板を使って反対側の光を起こしていないバージョンです。
スピードライトはマニュアルで光量の調整をしています。
ライティングセットを組み上げるところから撮影までの流れは「ポートレート写真:ストロボ撮影時の流れ」をご覧くださいね。
上の写真と比べてもらうとわかりやすいと思いますが、ポートレートの撮影では、モデルさんに合わせたポーズも必要な事がわかりますよね。
一枚目の写真はモデルさんが真正面を向いて、手を降ろし、足を広げてしまった時にシャッターを切ってしまったので、逆に参考としては良かったかなと思いますが、単なる事故です(笑)
言わば、一枚目の写真は、写真を撮られ慣れていない方だと、やってしまいがちなパターンでもあります。
撮影の時には、モデルさんに色々と動いてもらう中で、最適な位置や向きを見つけ出すことは、写す側に役目となります。
あて、二枚目の写真はモデルさんが気にされている腕と顔の部分を目立たないようしながら、左側全体に影も出ていますので、全体的に引き締まってシャープになっていると思います。
そして、腕や足にも動きを付けているので、綺麗にまとまっていますよね。
ポートレート写真でも、ピントの合っているところや一番明るいところに人は自然と目が行きます。
ですから、被写体の魅力的な部分はどこなのか?
逆に、目立たせたくないところがどこなのか?
などを考えながら、ライティングや構図、ポーズなどを考えるとよいでしょう。
こちらのセットでは、左側に出来た影を起こすために、レフ板を追加しました。
カポックを設置しても良かったのっですが、「写真を上手に写す」ためのコンテンツと考えているので、一般的にお持ちである可能性が高い、また、購入しやすアイテムで撮影をしています。
ですから、レンズもシンデレラレンズをあえて使用しています。
ちなみに普段の、プロフィールやポートレート撮影には「85㎜」を使用しています。
今回使用してる大型のレフ板は、カバーを付けたり裏返したりすることで4色の面を使うことが可能です。
このレフ板は、4色ですが使い方としては5種類の使い方が出来ます。
「金」「銀」「黒」「白」「ディフェーサー」として使えます。
ディフェーサーとは、ストロボと被写体の間に設置することで、光を拡散させて柔らかな、面光源をつくることが可能となります。
トレーシングペーパーなどと同じ役割ですね。
このセットでは、背景紙を使っていますが、ご自宅で撮影をされる場合などに、背景紙がなければ、大きめのこのレフ板を背景使うことで、白や黒の背景にすることが可能です。
実は、カバーを付けるのが手間だったので、この撮影では「ディフェーサー」面を、レフ板として使っていますので、影起こしの効果は弱いです。
上のセットより写真よりはこちらのセットの写真の方が、左側の影と背景の影が薄くなっています。
背景紙の被写体の影が気になるようでしたら、被写体と背景の距離を開ければ、被写体の影は薄くなります。
今回の撮影に協力してくれたモデルさんは、Dance&Vocalで活動している「さかりな」さんでした。
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