ロケハンに行ったついでに、すでに夕方でしたので、「シャッタースピード」を「1/320」までしか上げれませんでしたが、日中シンクロの撮影をしてきました。
ロケハンに同行した今回のモデルさんは、最近の泳いでいないと言って飛びこもうとしていました(笑)
よっぽど海が好きなようです。
一枚目のこの写真は、ストロボは発光していていません。
急がないと日が落ちてしまいます。
本当は、「マジックアワー」を狙ってもいたのですが、この日は雲が多かったので、その時間まで待たずに撮影を終えて帰ることにしました。
マジックアワーの撮影は、いつかやりますね。
そうそう、都内では強かった風も収まってくれていたので、ストロボの設置で出来そうです。
マジックアワーとは、太陽が沈んでから、少しの間の薄明の時間帯で、光源となる太陽が姿を消しているので、限りなく影が無い状態です。色相がソフトで暖かく、金色に輝いて見えることからゴールデンアワー とも呼ばれています。
日中シンクロとは、日中での撮影時に、ストロボを発光させることです。
レフ板を使えば良いじゃんと思いました?
そうなんです。
いやいや、それはそうなのですが、例えば、日中の屋外での撮影時に、背景を被写体よりも数段落として幻想的な演出することも出来ますし、雨や水しぶき、雪などにストロボを発光することで、反射しますので、写真に収めることが可能になるんですよ。
この写真の背景は適正露出から1段絞ったくらいですかね。
その露出のままでは、被写体が暗くなってしまうのでストロボを発光(日中シンクロ)しています。
これはレフ板では無理でしょ。
また、ハイスピードシンクロをさせるために、スピードライトを使っているので、シャッタースピードが「1/320」でも同調しています。
ハイスピードシンクロに対応していない、通常のストロボを使用してしまうと、早いシャッタースピードにストロボの発光が同期しないので、写真の下が黒くなってしまうんです。
ライティングは、スピードライトの直射だと光源が強すぎるので、120cmのオクゴンソフトボックスを使っています。
今回の主な使用機材
カメラ:D800
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED、Carl Zeiss Planar T * 1.4/85 ZF.2
スピードライト:Godox VING V850(GN58:ISO100/105mm)
120cmオクタゴンソフトボックス、ライトスタンド、フラッシュメーター、三脚など
Amazonで揃えられるものを一部載せておきますね。
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最後の二枚の写真は、前半で使っていた「24-70㎜」のズームレンズから、「85㎜」のレンズに交換をして撮影をしています。
何が違うのと思うかもしれませんが、レンズって奥が深くて、広角レンズと望遠レンズの違いは、遠くを写したり、近くを写したり、画角が違うだけではなくて、「歪曲収差」の違いであったり、「被写界深度」の違いや「圧縮効果」による遠近感の違いなどもあります。
レンズは奥が深いのですが、それぞれのレンズの特徴を知っておくことが、写真撮影では大切だったりします。
理屈を知っておいて、実際に実践をすることで、習得していくのも手かもしれません。
レンズの事を知ることはカメラの使い方を覚える以上に、「上手に写真を写す」近道なのかも知れません。
この時には、この記事とは別に「スローシンクロ撮影」と通常の「ストロボ撮影」もしましたので、後日コンテンツを追加いたしますね。
スピードライトって手軽でありながら、使い方次第で撮影の幅が広がりますよ。
大型のストロボでなくても、デジタルカメラであれば、スピードライトで十分だったりします。