デジタル一眼レフカメラの魅力の一つはレンズを交換出来ることですよね。
もしかして、レンズの焦点距離による「歪曲収差」を見落としていませんでしたか?
なんだか、写した顔が大きく見える。
建物が歪んでいるなどは、「歪曲収差」が影響しています。
「歪曲収差」とは、たとえば正方形のものが、「樽型」や「糸巻型」に歪むことです。
レンズは焦点距離によって「広角レンズ」「標準レンズ」「望遠レンズ」と区分されています。
「広角レンズ」は、「樽型」で、「望遠レンズ」は、「糸巻型」になります。
今回は実際にニコンのレンズ「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」と「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」を使用して、「24㎜~200㎜」までの焦点距離別にモデルさんを撮影してみました。
上記の使用レンズはズームレンズですので、それぞれの焦点距離の単焦点レンズを使用した結果ではないです。
ぜひ、比較写真を参考にして、「歪曲収差」も考えてレンズ選びをしてみて下さいね。
シンデレラレンズと言われている「50㎜」の焦点距離レンズは、「樽型」だったりします。
この「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」のズームレンズでは逆に「糸巻型」なのですが。
正確に「歪曲収差」をお知りになりたければ、「歪曲収差」のテストをしているサイトなどがありますので、実際に使用されているレンズのテスト結果を見て下さいね。
上手に写真を写すには、お使いのレンズの特性も知っておいた方がいいです。
今回は「歪曲収差」のお話でしたが、「歪曲収差」以外にも、「シャープネス」や「色収差」、「周辺減光」などもありますので、イメージに合ったレンズを選び、絞りなどを調整することで、ぼかしたり、四隅を暗くしたり、鮮明に写したり様々な効果を出すことが可能になりますよ。
モデル:D-barbie♡Rina(Dance&Vocalとして活動中)