「デジタルコンパクトカメラ」や「ミラーレス一眼カメラ」から「デジタル一眼レフカメラ」に乗り換えたいんだけど操作は難しいの?
カメラの操作方法は基本的に同じなので難しくはないですよ。
カメラは、デジタルカメラも銀塩フィルムカメラも原理は同じです。
レンズから取り入れた光を受光部で受け記録します。
デジタルカメラでは、レンズから取り入れた「光」を受光部である「撮像素子(イメージセンサー)」で受け取り、デジタルデータに変換して写真画像として記録します。
銀塩フィルムカメラでは、光をフィルムで受け取り、フィルムに記録します。
記録する方法が「銀塩フィルム」か「デジタル」なのかの違いだけです。
カメラ側でやることは同じ。
カメラに搭載されているオート機能を使われている方は、カメラのちょっとした基本を覚えましょう!
これも難しいものではなく、一度覚えてしまえば大丈夫です。
カメラのオート機能を使われていませんか?
現在のカメラは設定されたモードに合わせて、そこそこの写真を全て自動的に調整をしてくれます。
実はこれが誰がとっても綺麗に撮れるんだけど、誰がとっても同じ写真となってしまいます。
面白みがない写真ですね。
例えば、背景をぼかして、被写体を浮き立たせた写真を撮りたいとします。
デジタル一眼レフカメラを欲しいと思われるきっかけだったりすのでは?
左の写真は、「50mm F1.4」のレンズで、前後をぼかすために、「絞り開放:F1.4」の「室内光」のみで撮影をしています。
ボケ味のある写真は、明るい中望遠レンズで、絞りを開放して撮影すれば、ボケが出た写真になります。
焦点距離「50mm F1.4」の標準レンズぐらいからボケを出すことが可能です。
広角のレンズになってしまうと、被写界深度が深くなるのでボケにくいです。
被写界深度とは、被写体に対してピントを合わせた前後のピントの合ってる範囲の事です。
ボケのある写真は基本的に、被写界深度が薄くなる、レンズの絞り解放側で撮影をします。
これは、カメラのモード設定などのオート機能を使うと思っているようなボケ味のきれいな撮影が出来なかったりします。
ここで大切なことは、どのカメラも操作方法は難しくはないので、カメラのオート機能を使わずに、カメラのマニュアルで使うことです。
カメラの基本操作はどれも同じです。
レンズから取り込まれる光の量を適切に調整をする。
これが「適正露出」です。
「白トビ」や「黒潰れ」している写真は「適正露出」でない設定が原因です。
でも「適正露出」に「正しい」「正しくない」は存在しません。
なぜならば、撮影者があえて「白トビ」をする写真を写したかったのでれば、「白トビ」している写真が、撮影者にとっては意図した作品であり「適正露出」だからです。
カメラのオートで撮影をすると、カメラに内臓をされている「露出計」で、カメラ側が適正だと判断した「露出」になるように、レンズの「絞り」や「シャッタースピード」、イメージセンサーの「ISO感度」で設定します。
これでは、撮影者が望む写真を写すことは難しいと思いませんか?
カメラの操作は簡単です。
・カメラが簡単だと思えるようになるには「マニュアル」での撮影に慣れる。
・「適正露出」になるように、まずは「絞り」と「シャッタースピード」で調整をする。
・それでも「適正露出」にならないのであれば、光の受光部の「ISO感度」を調整する。
・それでも、「適正露出」にならないのであれば、「ストロボ」や「NDフィルター」など、適切な機材を用いて調整する。
マニュアルでの撮影に慣れれば、カメラによってボタンの設置場所などは異なりますが、「適正露出」になるように「操作」する内容は同じです。
デジタルカメラが普及した背景には、銀塩フィルムカメラと違って、撮影した直後に写真を確認できることです。
スグに設定調整が出来ますよね。
フィルムだと写真になるまでに、現像をしたりと時間がかかりますもんね。
フィルムでも、あたりを確認するために、ポジを使えば可能ですが。。。
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